
日本の住まいは、室内に風を通すことを命題としてきたことは、
伝統的な日本家屋を見れば明らかです。
高温多湿の日本において湿気と距離を置いて暮らす工夫が重ねられてきたことを感じます。
それは住宅だけではなく、町の形成においても同じ。
風を取り込むための工夫が随所に施されていました。
人工的な住環境機器によって空調管理や食物保存が容易になり、
風の道を無視した住宅、暮らしが蔓延する現在、
自然を一方的に隔離した結果、町や生態系、人類までもが
変調をきたしていることはきっと、みなさんも感じていることでしょう。
住宅、暮らしに風を呼び込む「natural passive」であれば、
住宅に息吹を取り戻せると確信しています。
